2017年7月28日金曜日

油断

 曇りのち雨。数日前からの発疹が良くならない様なので迷った挙句に病院へ行くことにした。市民病院へ行こうと思い調べてみたら診察日になっていたので自転車を出した。顕著な痛みや痒みはないものの顔の発疹なので見た目が良くない。

撮影:2006/07/29


 市民病院に着いてみると診療時間の変更で休診になっていた。一応ネットで近くの皮膚科も調べていたので予定変更。するとまだ診察時間前だった。一応受付だけして近所のホームセンターやスーパーで時間を潰す。戻ってみたらまだ時間があったので本棚から漫画を取り出して勉強である。一巻読み終わる頃にちょうど診察時間となった。
 院長先生はベテランな感じの女医さんだった。問診と診察の後、診断。アトピーを起因とした面倒な病名を告げられた。事前にネットで調べていてそうでなければいいなぁと思っていたが、予感が的中してしまったわけだ。重篤な場合は死に至るというが、全く実感がない。飲み薬と軟膏を処方してもらい目の周りなので眼科を診察することを勧められた。ついでにアトピーを診察してもらい軟膏を出してもらった。アトピーは長い付き合いなので今は比較的軽い症状だと思っていたら女医さんによれば結構大変な状態らしい。「こんなもんじゃないですよ。マジで…」と思っていると、この軟膏がかなりの効き目のようで看護師さんが塗布してくださって半日ほどで腕の関節部のアトピーが落ち着いた。アトピーと診断されたのはもうずいぶん前だ。リバウンドするのでやめてしまったが、薬も良くなっているのかも知れない。そう考えるとアトピーさえ抑えられていれば今回の発症はなかったことなのだろうかと思わなくもない。

 日を改めるのも面倒なので一旦帰宅してからそのまま眼科へ向かった。皮膚科は一番乗りだったが、眼科はすでに多くの患者さんが待っていた。しばらく待った後、診察はほんの数分。処方箋を持って隣接の調剤薬局へ行くと「お久しぶり…ですよね?」と薬剤師さん。
 ずいぶんのお久しぶりなので記録上でわかったのだろうと思っていたらその薬剤師さんが他の患者さんと話す様子を見ていて記憶が蘇る。確かに久しぶりだ。この薬剤師さんは会ったことがある。それにしてはあまりに変わらない雰囲気に驚嘆する。時間が止まっているのではないかと思うほどだ。

 人生は落とし穴だらけだ。突然思いもよらぬ局面に突き当たることもある。何かに熱心に取り組んでいるとまるで虚を突くように災いが降りかかるのは珍しいことではない。内心「またかよ。今度はなんだ?」と思ったりしなくもない。ゆえに後悔のない生き方をすることが大切なのだが、四六時中その姿勢を貫くのは容易なことではないだろう。残されるのは冷静に対応するくらいなものだ。「災い転じて福となす」という諺もあるように多角的な意味を持っていたりするものだ。長く生きるということは様々な出来事を経験しつつ、いつ何事が起きても諦観出来るようになることなのかもしれない。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:115回
2回目:116回

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