2017年7月4日火曜日

我慢

 雨。湿度は高いものの比較的涼しい日。小雨が降り続いている様子。

 特別というほどではないにしても子供の頃から我慢することが多かった気がする。欲しいおもちゃ、習い事、進路…我慢というものは希望があった方がいい。我慢の甲斐あって何か望みが叶うのなら無駄ではないだろう。何の成果も報酬もなく耐え続けることは容易ではない。むしろ我慢することが悪循環の原因になる場合だってあるだろう。いつしか我慢し続けることより諦めることを選ぶようになってしまった。少なくてもそれで心の平安は維持できるというものだ。それもほどほどの方がいいのだろう。少し頑張れば手に入る望みもあっさり諦めるようになってしまっていないだろうか。

撮影:2006/07/05

 現在使っているMacもインターネット回線も我慢が続いている。どちらかを新調すればいくらか快適に環境になるとわかってはいてもじっと機を伺っている。それは言うまでもなく他に我慢しているものがいくつもあるからだ。もちろん不足があれば何らかの形でカバーする必要がある。
 生きていれば叶わない望みはいくつもあるだろう。生きているうちでないと叶えられないからこそ夢を見て、夢を見るから生きられる…きっとそうなのだ。

 制作のためのツールをあれこれと試してきた。いつも使っているアプリの使っていなかった機能をなんとなく試してみたら思いのほか描きやすかった。これまで使っていたアプリは水彩絵の具のような表現が得意だった。どちらかというと淡いタッチを活かすなら有効だろう。ただし選択や塗りつぶしが使えないし漫画っぽくベタ塗りするのには向いていないようだ。
 普段使ってるアプリでも全機能を使うわけではなく使いやすそうな機能にアタリをつけて習得している。それでどうしても使ったことのない機能がある。無理して使う必要はないとは言え、そのことが不要な苦労につながってしまいがちだ。
 使い勝手を確かめつつ描き進めることにした。これまで描いていたカットを下絵にして一から描き直しだ。すると何日もかかっていたカットがどんどん描けていく。珍しく気分良く描き進めることが出来た。
 しばらく描いてから息抜きしつつ何となくお勧めアプリを見ていたら見かけないお絵かきアプリが目に入った。データサイズもそんなに大きくないようなので早速ダウンロードして試してみると驚くべき機能の数々。これまで思うように描けなかった「指で擦って描く」ことが可能だ。もちろんそれは漫画ではなくスケッチとかデッサンで有効な手法だ。どうやら高機能全てを支える試用期間は7日間ということのようだ。有料でも使いたい機能満載ではあるものの有料アプリということになれば他のアプリも試してみる必要があるだろう。うっかりするとまた道草してしまうそうだ。

 願わくば我慢も道草もいずれ夢が叶う日のための糧になって欲しいものだ。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):60回
背筋運動:20回
腕立て伏せ
1回目:117回
2回目:120回

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