2016年10月29日土曜日

鈍化

 曇り。風強し。
 風が強いのは季節が移る合図だろう。一歩ずつ冬に向かっているのだ。

 ここ数日、アナログの制作から離れていたので今日は机に向かいたかった。昨日やりかけていた途中のままにすることになる。こうしてたくさんの作品の欠片が山積みになっていく。徐々に完成に近づけたいのだが、実際には描きかけのラクガキが紙ばかりではなくデータとしてもたまっている。しばらくデジタルの作画を封印していたせいかちょっと手をつけると止まらなくなる。アナログと違って何度でも修正できるので集中力が途切れないのかもしれない。


撮影:2009/10/30

 今日もデジタルの作品に少し手をかけたが、際限なく続けるわけにもいかないので机に向かう…ところが、鉛筆の手応えが上滑りしている気がする。そればかりか体調が鈍化している。気温が下がっているせいかもしれないと暖房を入れてみても中途半端に気温が低いためすぐに設定温度に達して自動停止。やがてまた室温が下がる。ファンヒーターは臭いが残るので入れたり切ったりを何度も繰り返したくない。仕方なくひざ掛けをしたりして作画を続けるもやはり集中しきれなかった。
 朝、いつものカレーを食べなかったせいだろうか…。小さな磁気嵐が発生しているらしいからそのせいかも知れないと考えてみたりもするが、原因がわかったところで描かないことには始まらない。積み重なった紙の山はどれも完成を待っているのだ。

 描きかけていた絵を見ていたらバランスが狂っているようだったので手直しを加えることにした。調子の良くない時は何をやっても良い結果につながらないものだ。それはもう重々わかっているつもりなのに描かずにはいられない。調子を取り戻すために藁をも掴む感覚に近いのだ。結局またさらにバランスを崩してしまい台無しにしてしまった。
 もっとも少し手直ししたくらいでバランスを取り戻せる程度ではなかったのかもしれない。

 夏暑く冬寒いのは当たり前。若い頃はそれを望んでいた気さえする。もしも夏も冬も春や秋のように過ごしやすかったら四季は失われ、それこそ活力が失われるかも知れない。

 鈍化に足を取られるような日々でも前へ前へ…



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:102回
2回目:107回

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