2016年10月21日金曜日

散乱

 冷んやり晴れた日。風が少し強い。
 昨日引きこもっていたので買い物も兼ねて外出。心配事もありつつ自転車を走らせると空は刷毛で撫でたような秋の空。写真を撮ろうかとふらふら走ると遠い山が1/3ほど紅葉に染まっていた。秋の風景を切り取ろうと走ったが、思うような構図が見つからなかった。
 しばらく行っていなかった書店へ立ち寄るとなんだか不思議と落ち着ける気がして何冊か手にとって眺めてみる。確かにこういう出会いはwebでは難しい。書棚の間を歩きながら無意識にかなりの情報を得ているのではないだろうか。いつものように絵画芸術関係からイラスト・デザイン・写真…それから家庭菜園関係やDIY、コンピューターなどと見て回る。文具コーナーで漫画関連用品を見つけて立ち止まった。そう言えば、ペン軸が錆びてきていた。今時のペン軸は錆びないようになっているようだ。そればかりかGペンも丸ペンも同じ軸に取り付けられるように工夫されているものもあった。結局購入するには至らなかったが、こういう時間も大切なのかもしれない。
 それからスーパーとホームセンターをハシゴした。ホームセンターでは作業用に良さそうな座椅子を見つけた。価格的に予算オーバーなのでしばらく様子を見ることにする。いっそ木で作ってしまえば早いのかも知れない。それには気持ちの熱量が少しばかり足りない。
 自転車で移動できる範囲に色々な店があるのはありがたい話だ。雪のシーズンになれば、歩いて行ける距離ということになるから所用時間を考えれば、そんなに遠くまでは行けないことになる。


撮影:2009/10/22

 帰宅するとまだ夕方前なので机に向かった。毎日このリズムなら良いのだろうか。鉛筆を走らせるといつもより調子が良い気がする。腕立て伏せをしていても調子の良い時は延々できるような気がすることがある。ところが実際にはいつもと同程度しかできないように作画も好調を長続きさせることが難しい。
  せっかくなので鉛筆で何枚も描いてみる。案の定、尻すぼみというか先細りな感じで調子が持続できない。それでも好調感というのが大切なのだ。
  例によってペン入れで台無しにしてしまうだろうからある程度描いたらスキャニングしておきたい気がする。スキャニングしたからといって後で見ることもないのだから無駄といえば無駄だろうか。

 デジタルとアナログの違いはここにもある。Webで本を探す場合と実際に書店に足を運ぶ場合が違うようにデジタルデータは場所を取らない代わりに積極的に見ようとしなければ目に触れる機会が少なくなるのではないだろうか。一方、手描きの紙の状態であれば山積みにしてあっても意図せず目にすることがある。それが残像となって印象に残れば、次のアクションへ繋がることもあるだろう。

 部屋が散らかっているのもそのせいか?と思ってみたりする。
 そう、きっと次のアクションのために部屋を散らかしてあるのだ。



プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:110回
2回目:118回

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