2016年10月7日金曜日

風情

 晴れ。気温が低い。
 よく考えてみたらもう10月だ。時折暑い日があるのでうっかり忘れがちだった。そろそろ衣更の季節である。そこで半袖Tシャツを長袖にして腹巻きを装着してみると早速汗ばんでしまった。
 腹巻きには別の意図もある。それは腎臓や肝臓の保護。特に腎臓の機能が低下するとアトピーにも影響するのではないかと考え始めているのでどうすればケアできるのかを考えているのだ。

 ビタミンBの補給を視野に入れて紅茶習慣にしてみたが、調べているうちに毎朝のカレーの中に入っているらしいということがわかった。そうするとここ数日、起床が少し楽になるような気がしていたのは何故だろう。単純に気持ちの問題だろうか。それともカフェイン?
 試用している栄養管理アプリはなかなかしっかりしているようだ。使い勝手も悪くない。ただしビタミンやミネラルなどの成分分析までは対応していない。ところが成分分析以前の問題として塩分の取り過ぎだったり脂質が多すぎたりと問題点が出てくる。まずは栄養バランスを先にコントロールできるようになる必要があるかもしれない。何しろ控えめにしたつもりのスーパーのパック焼きそばでいきなり警告が出てしまったのだ。一食ずつで厳守するのは難しいかもしれないのでとりあえずは一日単位で考えた方がいいだろう。

 健康で長生きすることは作家の使命である…たぶん。


撮影:2010/10/08

 銀杏の紅葉の様子が気になったので所用を済ますついでに運動公園へ向かった。気がつくと銀杏の紅葉を見に行くのも毎年恒例になっている。
 着いてみると微かに黄色くなっているものの紅葉にはまだ早いようでどちらかというと青々としていた。道にはおびただしい数の実が散らばっていたが、誰も拾っている様子はない。踏みつければ臭うだけなので好きな人は持ち帰ればいいのだと思う。
 公園には散歩の人やジョギングの人がいた。バスで着いたばかりのご高齢の方々がベンチに腰掛けて談笑している。木漏れ日の中、平和でほのぼのした光景が展開していた。池の噴水が勢い良く青空に向かって噴き上げている。角度によっては午後の陽射しを受けた噴水に虹がかかる。赤とんぼが飛び交い池の手すりにずらり並んでいた。

 ふと見るとわらび餅やおまんじゅうで知られている近所のお菓子処のロゴが目に入った。お店の出張所のようにして販売と休憩が出来るようになっていた。地元では結構有名なお店ではあるが、通りかかるのは散歩の人とかジョギングの人だから実験的な試みだろうか。立ち寄って写真を撮らせてもらった。

 少し行くとたわわに実をつけた柿の木があった。芝地の中なので少しばかり見慣れない光景になっている。その周りにも休憩できるようなベンチと椅子が並べてあった。便利ではあるものの風情とかデザインとか…そういう感覚は考慮されているのかと少しばかり不思議な感覚になった。もっともそんな風に感じてしまうボクの感覚のほうがおかしいのかもしれない。現代は機能的で合理的であれば感覚的なことは後回しになっていることが少なくない。
 例えば、わらび餅で有名な先程の店などは古い土蔵を利用して喫茶コーナーにしていた。風情を大切にしているからこそ立ち寄る客も後を絶たないのではないかと思う。
 出かける途中で買っておいた菓子パンと野菜ジュースで休憩した。次回はわらび餅かなぁ。

 それから少し公園内を自転車で走ったが、まもなく寒くなって来たので帰宅することにした。秋は静かに深まっていく。銀杏の葉が色づく頃にはまた訪れることになるだろう。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:105回

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