毎朝のコーヒーを紅茶にしようと思い立ち、キッチンに立つといつもと手順が違う。いつも臨機応変にしていれば戸惑うことなどないはずだから生活はパターン化することで成り立っているのかもしれない。
苦手なことも繰り返しているうちに「楽しいかもしれない」と思えることがある。仕事でも同様で苦手なりにもこの感覚を覚えると強みになるかもしれない。苦手だって楽しいんだからいいじゃないか。考えてみると終わりの見えないゲームに没頭してしまうのも同様なのだろうか。
撮影:2011/10/04 |
苦手意識を感じていたネームに改めて向き合うようになって数日経ったろうか。
ほんの少しだけ「楽しさ」が見えたような気のすることがある。
今はまだ前日に描いたネームのデッサンのようなものを眺めてリズムや流れを楽しんでいる程度。徐々にストーリーや設定をネームに落とし込めるようになる必要がある。
大胆と大雑把は似ているようで違う。
これまで慎重に描き進めてきたせいで大胆さを見失っていたような気がする。ザクザクと大胆に「荒描き」することは油彩の下絵段階でも大切な意味がある。最初から慎重に描いてしまっては全体の構成やバランスを見失いかねない。大胆でありながら的確に対象を把握することが重要であろう。
DTPに関わって以来、アナログよりデジタルの習得を優先してきた。将来的には紙が不要な時代が来るかもしれないさえ漠然と感じていたような気さえする。それがブランクを助長することにもなっていたわけだ。ホンの数年前のデザタル作品を見てゾッとするのは、ここ最近アナログで描き込んでいるせいではないだろうか。当時の技術では精一杯だった絵の緩さが気になる。もちろん今描いているアナログですら数年先にはゾッとする代物になっているのだろう。考えすぎると描けなくなる。
問題は、パソコンが使えれば漫画の制作で苦手意識のある部分がカバーされると思ってしまっていたことだ。コマ割りの直線や吹き出しの曲線、背景の作画は3Dソフトの利用が可能だから。それらはこれからも適宜利用していくことになるとは思うが、それだけで漫画が作品として成立するものではないということにやっと気がつきつつある。
デジタルは上手に利用すべきもの。踊らされては意味がない。
夜になって雨。
プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:105回
2回目:120回
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