2016年10月9日日曜日

梯子

 夜間に降った雨が朝には上がっていた。それでも空はまだどんよりと曇っていた。昨日ほどではないが気温が低い印象。
 以前だったら天候を気にしつつもどこかに出かけていたはず。それを行動力と見る人もあるようだが、どちらかというと衝動力だろう。好奇心や興味が先に立ってしまうので気になるところにはやらなくてはならないことを後回しにしても出かけていた。それも車があったお陰だろうと思う。地方は車なしで生活することは難しいと言われつつ自転車でもう何年過ごしたろう。電車やバスを使えばもう少し行動範囲が広がるだろうと思いつつも電車で片道250円くらいの場所であれば自転車で行けなくはない。もちろん時間はかかるが、目的地での自由を考えれば自転車の機動力は捨てがたい。それ以上遠い所となると今度は目的がないということになる。半径25kmくらいのところでほとんどの好奇心は満たされる環境なのだ。


撮影:2010/10/10

 今日も机に向かう。
 机に向かうことを自分に義務付けても結果が伴わなけれはせ意味がないことは言うまでもない。
 朝、浮かんだイメージを描きたいと思っていたのだが、いつの間にかかき消えてしまっていてとりつくしまもない。仕方なくいつものようにラクガキから開始。ここのところラクガキに終始しがちなので描きためた下絵の中から新しいものをピックアップして加筆。昨日少し調子が出ていたせいか今日はノリがイマイチだった。キャラが安定しないので再度キャラ設定からやり直す必要がある気がする。

 わずかながらも作画における3年目の手応えを感じ始めている。ストーリーや構成がまだまだという感じもあって面白いと思ったアイディアが時とともに色褪せて見える。潜在的な感覚を埋没せないようにキャラクターや構成が重要な意味を持っているはずだ。

 今日はうまく軌道に乗せられないまま夕方になってしまった。

 昨日外出しなかったので今日は軽い運動と買い物を兼ねて外出。外は早くも晩秋を思わせるほど寒かったので一旦戻って一枚上着を着て再度外出。見渡すとまだ稲刈り前の田んぼもあるようだった。天候の様子を見ているのだろうか。西の空には雲の切れ間から光が射している。「天使のはしご」とか「天使の階段」とも呼ばれる光の現象だ。
 天使ではないが、そろそろ次のステージへ上がる梯子を見つけたいものだ。

 いつものように近所のスーパーを二軒はしご。
 途中で渡った川には大きな鯉が悠々と泳いでいて岸には何羽かカモが休んでいた。街中を流れてくる川なのでゴミも散見されるものの比較的綺麗なのかもしれないと思う。そういえば、夏の終わりだったか泳いでいる子供たちを見かけた。

 時は静かにそして確実に流れてゆく。


プランク:60カウント
腹筋運動(Vシット):30回
背筋運動:10回
腕立て伏せ
1回目:108回
2回目:108回

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